松山 麻奈美

【先生より一言】
はじめまして。 MOA (モア)代表 兼 講師を務めます松山麻奈美です。
私は江東区で生まれ、ピアノや合唱を習って育ちました。
歌が好きで長年合唱団に所属しながらも、高い声も低い声も思うように出ず、うまく歌うことがずっと苦手でした。
ですが、成人してから趣味で独唱を習い始め、そこで「ベルカント唱法」という素晴らしい発声法に出会いました。
そして良い先生にも恵まれ、自分の声が徐々に変わっていくことに衝撃を感じ、今まで感じたことの無い喜びを知りました。
歌を志すと決め音大に入学し、そこで様々な勉強をしました。
卒業後はしがないながらもプロとして音楽活動をし、夢を叶えたと思っておりましたが、ある時から心に一つの悩み事を抱えてしまい、歌が全く歌えなくなってしまったのです。喋ることは出来ても歌おうとすると一声も出ない状態となり、私は一切の歌声を失ってしまいました。
悲しく長い日々を過ごしましたが、８年が経った頃突然歌声が戻ってきたのです。
そして嬉しくて居ても立ってもいられなくなり、心で密かに夢見ていた音楽教室をすぐに立ち上げました。
それがこの音楽教室MOA (モア)です。
もう歌えることは一生無いとどこかで諦めていましたが、今は音楽活動も徐々に再開し、また音楽のある生活を送れるようになったことに感謝し、歌うことを楽しんでいます。
何歳になっても、ドン底からでも、「自分はまだできる」と思えたことで、私はまた自分の心を立て直すことができました。
なので私は、「自分にも出来る」という喜びを生徒さんに感じてもらえるようなレッスンがしたいと考えています。
ですがそんな硬いことだけではなく、教室に集まった方たちが音楽を楽しみ、ホッと心を緩めたり、楽しいひと時を過ごせるような和みの場にもなれたらと願っています。


【プロフィール】
3才でピアノ、6才で合唱を始める。江東区新人演奏家コンクールピアノ部門に最年少で入賞。東京都立芸術高校ピアノ科に入学するも、高校２年でピアノに挫折し普通科の高校に転校。後に独唱声楽を習い始め、東京藝術大学音楽学部声楽科ソプラノ専攻に入学。在学中は声楽の他、演技や朗読、音楽療法や心理学にも興味を持ち積極的に学ぶ。主にイタリアオペラ、日本歌曲などをレパートリーに持ち、各地の演奏会にて好評を博した。大阪国際音楽コンクール声楽部門・神戸国際音楽コンクール声楽部門にて入選。大阪在住時に知り合った仕事仲間と音楽グループHappy Lilacを結成、現在も共に活動を続けている。主な指導歴：桐朋学園大学附属こどものための音楽教室 鎌倉校・横浜校(合唱指導・指揮)、島村楽器(声楽講師)、毎日新聞文化センター(合唱指導・指揮)、他、個人レッスン多数の経験を積む。上述の通り長いブランクを経て2022年音楽教室MOA(モア)を立ち上げ、2023年より音楽活動を再開。現在は歌える喜びを糧に様々な事に挑戦する日々を送る。その一環として音楽療法カウンセラー、子供心理カウンセラー、メンタル心理ミュージックアドバイザーの資格を取得。東京藝術大学に戻り教員免許の取得を目指す。さいたま国際音楽コンクール声楽プロフェッショナル部門優良賞、世田谷音楽コンクール一般部門協会賞受賞。第5回豊洲スプリングクラシックコンサート出演者に抜擢。音楽教室他校舎や、他事業、活動について鋭意準備中。